SOCKSとは？

ソケットセキュア（SOCKS）は、サーバーとクライアント間でネットワークパケットをルーティングする際にプロキシサーバーによって使用されるインターネットプロトコルです。SOCKS5は認証機能も備わっているため、許可されたユーザーのみがサーバーにアクセスできます。SOCKSサーバーは、TCPを介して任意のIPアドレスに接続し、UDPパケットを転送するために値を提供します。

SOCKSは、OSI参照モデルの第5層であるセッション層（トランスポート層とプレゼンテーション層の中間）で動作します。

HTTPプロキシとの比較

SOCKSは、HTTPプロキシよりも下位のレベルで動作します。SOCKSは、ハンドシェイクプロトコルを利用して、クライアントが確立しようとしている接続についてプロキシソフトウェアに通知し、できる限り透過的に動作します。一方、HTTPプロキシはヘッダーを解釈してコピーすることが可能です（たとえば、ファイル転送プロトコル（FTP）といった別の下層のプロトコルを呼び出すため。ただし、HTTPプロキシは通常、HTTPリクエストを適格なHTTPサーバーに転送します）。HTTPプロキシでは派生モデルが考慮されているものの、CONNECTメソッドを使用するとTCP接続を転送できます。ただし、SOCKSプロキシは逆方向に動作し、UDPトラフィックを転送することができますが。HTTPプロキシの場合、これはできません。通常、HTTPプロキシはHTTPプロトコルにより深く対応しており、より高度なフィルタリングを実行します。しかし、これは通常、POSTメソッドとGETメソッドにのみ当てはまることで、CONNECTメソッドには当てはまりません。

SOCKS

例を挙げて説明します。ロブさんは、ジャックさんとインターネット上で通信したいと考えていますが、2人のネットワーク間には、ロブさんのネットワークで動作しているファイアウォールがあります。そのため、ロブさんはジャックさんと直接やりとりすることができません。そこでロブさんは自分のネットワーク上のSOCKSプロキシに接続し、ジャックさんと接続を確立することをSOCKSプロキシに通知します。SOCKSプロキシはファイアウォールを介して接続を確立し、ロブさんとジャックさんの間で容易に通信できるようにします。

HTTP

最新情報：以前にご案内した通り、NodeVPNでは、HTTPプロキシのサポートを終了しました。 詳しくは、こちらをクリックしてご確認ください 。

ロブさんは、ウェブサーバーを運営しているジャックさんのサーバーからウェブページをダウンロードしたいと考えています。しかしながら、自分のネットワークにファイアウォールを設定しているため、ジャックさんのサーバーに直接アクセスすることができません。そこで、サーバーに接続するために、自分のネットワークのHTTPプロキシに接続します。ジャックさんのウェブブラウザは、ジャックさんのサーバーと直接通信するのと同じ方法で、プロキシと直接通信します。ウェブブラウザから標準的なHTTPリクエストヘッダーが送信されます。HTTPプロキシはジャックさんのサーバーに接続し、サーバーから返されるデータをロブさんに送り返します。