はじめに
Linuxアプリケーション用NordVPNアプリは中国で完全にブロックされています。そのため、この記事内でご紹介する手動のIKEv2/IPSec接続方法で接続する必要があります。
開始する前に
- Nordアカウントにログインできることを確認してください。
- ご自身のメールアカウントにアクセスできることを確認してください。
手順
注意:別のパッケージマネージャーを使用している場合は、使用しているパッケージマネージャーをapt-getに置き換えてください。
-
次のコマンドを使用して、オペレーティングシステムが最新であることを確認します。
sudo apt-get update && sudo apt-get upgrade -
ターミナルで次のコマンドを実行して、パッケージをダウンロードします。
_注意:libcharonパッケージはstrongSwanのパッケージに含まれているため、Archベースのディストリビューションやその他のディストリビューションでは、libcharonパッケージがない場合があります。 したがって、代わりに次のコマンドを実行してください。sudo apt-get install strongswan libcharon-extra-pluginspacman -S strongswan -
「ipsec.secrets」ファイルを開きます。
注意:コマンドをコピーして貼り付けると問題が発生する可能性があります。
手動で入力することをお勧めします。
sudo nano /etc/ipsec.secrets -
ユーザー名と「パスワード」を次のように変更します。
- Nordアカウントにログインします。
- ブラウザ左側の「NordVPN」をクリックします。
- 「NordVPNを手動で設定」をクリックします。
- 「サービス認証情報」をクリックします。
- 「メールアドレスを認証」をクリックします。
- 登録したメールアドレスに認証コードが届くので、 そのコードを入力します。
- 「コピー」ボタンを使って、サービス認証情報のユーザー名を「ユーザー名」の場所にコピー&ペーストします。
-
「コピー」ボタンを使って、サービス認証情報のパスワードを「パスワード」の場所にコピー&ペーストします。
パスワードは二重引用符(" ")で囲む必要があります。
注意:ユーザー名、:、EAPの間にスペースを必ず入れてください。
-
ルート権限で「/etc/ipsec.conf」ファイルを保存して開きます。
sudo nano /etc/ipsec.conf -
以下を構成ファイルに書き込みます。
conn NordVPN keyexchange=ikev2 dpdaction=clear dpddelay=300s eap\_identity=”Username” leftauth=eap-mschapv2 left=%defaultroute leftsourceip=%config right=SERVER\_IP rightauth=pubkey rightsubnet=0.0.0.0/0 rightid=%SERVER\_HOSTNAME rightca=/etc/ipsec.d/cacerts/NordVPN.pem type=tunnel auto=add -
ユーザー名を、手順4のNordVPNサービスの認証情報のユーザー名に変更します。
「SERVER_IP」と「SERVER_HOSTNAME」フィールドに以下のサーバーを入力します。
注:「SERVER_IP」フィールドには23.92.26.69などのIPが必要です。「SERVER_HOSTNAME」フィールドにはus5783.nordvpn.comなどのホスト名が必要です。 IPが正しいホスト名と一致することを確認してください。- 23.92.26.69 - us5783.nordvpn.com
- 66.175.219.21 - us5783.nordvpn.com
- 45.33.52.69 - us5783.nordvpn.com
- 45.33.43.85 - us5784.nordvpn.com
- 45.33.43.91 - us5784.nordvpn.com
- 172.104.110.252 - jp558.nordvpn.com
- 139.162.99.117 - jp560.nordvpn.com
- 50.116.9.72 - us5783.nordvpn.com
-
45.56.89.149 - us5783.nordvpn.com
注意:サーバーを変更するには、「right」フィールドと「rightid」フィールドを別のサーバー情報に変更し、ファイルを保存する必要があります。 次に、下記のコマンドを使用してIPsecサービスを再起動する必要があります。sudo ipsec restartsudo ipsec up NordVPN
-
下のコマンドを入力して、「constraints.conf」ファイルを開きます。
sudo nano /etc/strongswan.d/charon/constraints.conf - ファイル内で「load = yes」を「load = no」に変更します。
-
下のコマンドを実行して、NordVPN RSA証明書をダウンロードします。
```sudo wget https://downloads.nordcdn.com/certificates/root.pem -O /etc/ipsec.d/cacerts/NordVPN.pem ``` -
すべての構成ファイルを再読み込みするために「ipsec」を再起動します。
''' sudo ipsec restart ''' 注意: 「/etc/ipsec.conf」ファイルに入力ミスがあった場合、サービスの開始時に通知されます。 -
以下のように入力して、「NordVPN」設定に接続します。
``` sudo ipsec up NordVPN ``` 注意:接続した場合、「ipsec」は「NordVPN接続が正常に確立されました」と出力します。接続できず、多数の「auth\_fail」エラーが発生する場合は、次の手順に従ってください。 1. 下記のコマンドを実行して、すべての「ipsec.secrets」ファイルを削除します。 '''auto sudo rm /etc/ipsec.sec* ''' 2. 下記のコマンドを使用して新しい「ipsec.secrets」ファイルを作成します。 ``` sudo rm /etc/ipsec.sec\* ``` 3. メインガイドの手順4の説明に従って認証情報を入力して、ファイルを保存します。 4. 「ipsec」サービスを再起動し、再度接続します。 ``` sudo ipsec restart ``` ``` sudo ipsec up NordVPN ```
さらに役立つヒント
- デバイスを再起動する
- 別のネットワークを試す
- 他のVPNサービスをオフにする