NordVPNは、VPNサービスの提供において、複数のセキュリティ暗号化プロトコルをサポートしています。 VPNプロトコルによってそのセキュリティレベルと目的は異なりますが、お客様のニーズもまたそれぞれ異なります。 そこで、各VPNプロトコルの長所と短所を詳しくご紹介します。 プロトコルはお好きなものを選択いただけますが、お客様に最適な選択肢をアドバイスすることも私たちの大切な責任です。
1. OpenVPN
OpenVPNは、信頼性の高い安全なVPNサービスを提供するための、定評のある堅牢なオープンソースソフトウェアで、 TCPとUDPの両方のポートで使用できる汎用性の高いVPNプロトコルです。 膨大な数の強力な暗号化アルゴリズムと暗号化技術をサポートしており、データを保護するためにAES-256-GCMと4096ビットのDHキーを使用しています。 セキュリティ意識が高く、最も安定したNordVPNプロトコルをお求めの方には、OpenVPNをお勧めします。
2. WireGuard (NordLynx)(NordVPNで推奨されるプロトコルで、ほとんどのアプリでデフォルトで使用されています)
WireGuardは最新かつ最速のトンネリングプロトコルで、VPN業界全体が注目する存在です。 現在業界をけん引しているOpenVPNを凌駕する、最先端の暗号化技術を使用しています。 とはいえ、このプロトコルはまだ実験段階であるとみなされています。VPNプロバイダーはWireGuardの脆弱性を克服するために、NordLynx by NordVPNのような新しいソリューションを見つける必要があります。
モダンで超高速、無駄のないアーキテクチャを備えたWireGuardの性能は、徹底的な学術調査によって裏付けられています。 このプロトコルはわずか4,000行のコードで構成されているため、導入、監査、修正も容易です。 比較すると、OpenVPNは40万行のコードで構成されており、WireGuardのコード数はOpenVPNの膨大なアーキテクチャのたった1%に過ぎません。
NordLynxは、現在NordVPNアプリでデフォルトで使用されています。 ゲームやその他オンラインの速度に依存するアクティビティに最適なプロトコルなら、常にNordLynxをお勧めします。
3. NordWhisper(制限されたネットワークでの使用にNordVPNが推奨しているプロトコルです)
NordVPNに追加されている最新のプロトコルは、セキュリティを確保しながら制限されたローカルネットワーク環境に対応できるように設計されています。 オフィスやキャンパスのネットワークや、空港、カフェ、ホテル、コンファレンスなどのセキュリティフィルタリングが適用されたWi-Fiネットワークを使用する場合に理想的なソリューションです。
NordWhisperはメッシュネットワーク、DIP、難読化サーバー、Onion Over VPN、P2Pサーバーには対応していません。