NordVPN 8.5.0以降のバージョンのIKEv2/IPSecプロトコルは macOSではサポートされなくなりましたが、アプリケーションをインストールできない場合、 この接続方法を使用してNordVPNサーバーに接続できます。
ただし、この方法は、NordVPNのネイティブアプリが持つ機能を一部使えず、また手順がより複雑になります。
macOS Sierra(10.12)、High Sierra(10.13)、Mojave(10.14)、Catalina(10.15)、Big Sur(11)、Monterey(12)をお使いの場合は、macOS 10.12〜12のセクションをご覧ください。
macOS Ventura(13)をお使いの場合はmacOS 13のセクション、macOS Sonoma以降をお使いの場合はmacOS 14〜15セクションをご覧ください。
お使いのmacOSのバージョンを以下から選択してください。
- macOS 14〜15
- macOS 13
- macOS 10.12〜12
macOS Sonoma以降のデバイスでIKEv2接続を手動設定する
以下の手順では、macOS Sonoma以降のデバイスでIKEv2接続を手動設定する方法をご紹介します。
- まず、NordVPN IKEv2証明書をmacOSにダウンロードします。 macOSデバイスでこちらのリンクをクリックすることで、簡単にダウンロードできます。
ダウンロードしたら、ダウンロード(Downloads )フォルダで証明書ファイルを開きます。
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証明書の追加(Add Certificates)画面が表示されます。 追加(Add) をクリックして ログイン(login) キーチェーンに証明書を追加します。
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キーチェーンアクセス(Keychain Access) ウィンドウのログイン(login)キーチェーン内のNordVPN Root CA証明書を右クリックして情報を見る(Get Info)を選択します。
NordVPN Root CA証明書を見つけるのが難しい場合は、右上にある検索バーを使用してください。
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信頼(Trust)タブで、IP Security(IPSec) と 拡張認証(EAP) を常に信頼(Always Trust)に設定します。 他のフィールドはすべて信頼しないに設定します。 Macのパスワードを入力または指紋認証を使用して、これらの変更を行います。 完了したら、キーチェーンを閉じます。
- 画面の左上にあるAppleのロゴをクリックし、システム設定(System Preferences) を選択します。
- 以下の手順に従って、接続に最適なサーバーをご確認ください。 その後、VPN構成を追加(Add VPN Configuration)をクリックしてIKEv2を選択します。
- 新しいVPN接続の設定が表示されます。 サーバーアドレス(Server Address) と リモートID(Remote ID) フィールドに、NordVPN サーバーのホスト名を入力します。
認証(Authentication) フィールドではユーザー名(Username) を選択し、NordVPNサービスのユーザー名とパスワードを入力します。
このチュートリアルでは、サーバー us8374.nordvpn.com のホスト名を使用していますが、ご自身での操作では推奨されたサーバーに接続してください。
以下の手順に従って、接続に最適なサーバーをご確認ください。-
Nordアカウントにログインし、NordVPNをクリックします。
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詳細設定(Advanced Settings)までスクロールダウンし、NordVPNを手動で設定(Set up NordVPN manually)をクリックします。
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サーバーの推奨(Server recommendation)タブを選択します。 ご自身の所在地に応じて、最適なサーバーが推奨されます。
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詳細フィルタ(Advanced filters)をクリックすると、サーバーの種類(Server type)とセキュリティプロトコル(Security protocol)を選択することでお勧めのサーバーをさらにカスタマイズできます。
- サーバーIPの下、利用可能なプロトコル(Available protocols)の横にあるIKEv2/IPSecを選択します。
- 表示されるウィンドウでサーバーのホスト名をコピーし、IKEv2の手動接続設定で使用します。
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IKEv2に手動で接続する場合は、サービスの認証情報(Service credential)タブでユーザー名(Username)とパスワード(Password)を使用する必要があります。
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Nordアカウントにログインし、NordVPNをクリックします。
- この手順が完了すると、システム設定内のネットワークにVPNタブが表示されます。 それをクリックすると、現在のVPN接続が確認できます。 VPNサーバーに接続するには、トグルスイッチをオンに切り替えます。 切断するには、逆の操作を行います。
これで接続が完了しました。
macOS Ventura以降のデバイスでIKEv2接続を手動設定する
以下の手順では、macOS Ventura搭載のデバイスでIKEv2接続を手動設定する方法をご紹介します。
- まず、NordVPN IKEv2証明書をmacOSにダウンロードします。 macOSデバイスでこちらのリンクをクリックすることで、簡単にダウンロードできます。
ダウンロードが終わったら、ダウンロードフォルダにある証明書ファイルを開きます。
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キーチェーンアクセス(Keychain Access) ウィンドウが開きます。 ログイン(login)セクションでNordVPN Root CAを見つけます。見つけたら、ファイルを右クリックして、情報を見る(Get Info)を選択します。
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NordVPN Root CAの信頼(Trust)タブで、IP Security(IPSec) と 拡張認証(EAP) を常に信頼(Always Trust)に設定します。 他のフィールドはすべて信頼しないに設定します。 Macのパスワードを入力して、これらの変更を行います。 完了したら、キーチェーンを閉じます。
- 画面の右上隅にあるAppleのロゴをクリックし、システム設定(System Settings) を選択します。
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システム設定(System Settings) で ネットワーク(Network) をクリックします。
- ネットワークタブが開いたら、右下の下向きの矢印アイコンをクリックしてから(管理者権限を所有している必要があります)、VPN構成を追加(Add VPN Configuration)をクリックします。 その後、IKEv2をクリックします。
- 新しいVPN接続の設定が表示されます。 サーバーアドレス(Server Address) と リモートID(Remote ID) フィールドに、NordVPN サーバーのホスト名を入力します。
このチュートリアルでは、サーバー us8374.nordvpn.com のホスト名を使用していますが、ご自身での操作では推奨されたサーバーに接続してください。
以下の手順に従って、接続に最適なサーバーをご確認ください。-
Nordアカウントにログインし、NordVPNをクリックします。
-
詳細設定(Advanced Settings)までスクロールダウンし、NordVPNを手動で設定(Set up NordVPN manually)をクリックします。
-
サーバーの推奨(Server recommendation)タブを選択します。 ご自身の所在地に応じて、最適なサーバーが推奨されます。
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詳細フィルタ(Advanced filters)をクリックすると、サーバーの種類(Server type)とセキュリティプロトコル(Security protocol)を選択することでお勧めのサーバーをさらにカスタマイズできます。
- サーバーIPの下、利用可能なプロトコル(Available protocols)の横にあるIKEv2/IPSecを選択します。
- 表示されるウィンドウでサーバーのホスト名をコピーし、IKEv2の手動接続設定で使用します。
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IKEv2に手動で接続する場合は、サービスの認証情報(Service credential)タブでユーザー名(Username)とパスワード(Password)を使用する必要があります。
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認証(Authentication) までスクロールし、タイプ(Type) セクションで認証情報をユーザー名(Username) に設定します。 その後、NordVPNサービスのユーザー名とパスワードを入力します。 作成(Create)をクリックします。
- この手順が完了すると、システム設定内のネットワークにVPNタブが表示されます。 それをクリックすると、現在のVPN接続が確認できます。 VPNサーバーに接続するには、サーバーの隣にあるボタンをクリックします。
- これで完了です! これで接続が完了しました。 VPNをクリックすると、システム設定内の同じVPNタブでVPNの接続・切断ができます。
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Nordアカウントにログインし、NordVPNをクリックします。
別のサーバーの追加もVPNタブで行えます。 サーバーを追加するには、VPN構成を追加(Add VPN Configuration)をクリックし、IKEv2を選択します。その後、先ほどと同じ手順を完了します。
macOSの旧バージョンでIKEv2接続を手動設定する
このガイドでは、Sierra(10.12)、High Sierra(10.13)、Mojave(10.14)、Catalina(10.15)、Big Sur(11)、Monterey(12)などの旧バージョンのmacOSでIKEv2の手動接続を行う方法をご紹介します。 バージョンによって手順は少し異なる場合がありますが、設定の基本は同じです。
- まず、NordVPN IKEv2証明書をmacOSにダウンロードします。 macOSデバイスでこちらのリンクをクリックすることで、簡単にダウンロードできます。
ダウンロードしたら、ダウンロード(Downloads )フォルダで証明書ファイルを開きます。
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証明書の追加(Add Certificates)画面が表示されます。 追加(Add) をクリックして ログイン(login) キーチェーンに証明書を追加します。
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キーチェーンアクセス(Keychain Access) ウィンドウのログイン(login)キーチェーン内のNordVPN Root CA証明書を右クリックして情報を見る(Get Info)を選択します。
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IP Security(IPSec) と 拡張認証(EAP) を常に信頼(Always Trust)に設定します。 他のフィールドはすべて信頼しないに設定します。 Macのパスワードを入力して、これらの変更を行います。 完了したら、キーチェーンを閉じます。
- 画面の左上にあるAppleのロゴをクリックし、システム設定(System Preferences) を選択します。
-
システム設定(System Preferences)でネットワーク(Network)をクリックします。
- ネットワーク画面が開いたら、左下隅の +アイコンをクリックします(管理者権限が必要です)。
- 新しい画面が開きます。 以下のように情報を入力します。 インターフェイス(Interface):ドロップダウンメニューからVPNを選択します。
VPN タイプ:IKEv2を選択します。
サービス名(Service Name):任意の名前を入力します。 サービス名はNordVPN(IKEv2)にすることをお勧めします。
- 必須項目を入力したら、作成(Create)をクリックします。
- 新しいVPN接続の設定が表示されます。 サーバーアドレス(Server Address) と リモートID(Remote ID) フィールドに、NordVPN サーバーのホスト名を入力します。
このチュートリアルでは、サーバー NL#37 のホスト名を使用していますが、ご自身での操作では推奨されたサーバーに接続してください。
以下の手順に従って、接続に最適なサーバーをご確認ください。-
Nordアカウントにログインし、NordVPNをクリックします。
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詳細設定(Advanced Settings)までスクロールダウンし、NordVPNを手動で設定(Set up NordVPN manually)をクリックします。
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サーバーの推奨(Server recommendation)タブを選択します。ご自身の所在地に応じて、最適なサーバーが推奨されます。
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詳細フィルタ(Advanced filters)をクリックすると、サーバーの種類(Server type)とセキュリティプロトコル(Security protocol)を選択することでお勧めのサーバーをさらにカスタマイズできます。
- サーバーIPの下、利用可能なプロトコル(Available protocols)の横にあるIKEv2/IPSecを選択します。
- 表示されるウィンドウでサーバーのホスト名をコピーし、IKEv2の手動接続設定で使用します。
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IKEv2に手動で接続する場合は、サービスの認証情報(Service credential)タブでユーザー名(Username)とパスワード(Password)を使用する必要があります。
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Nordアカウントにログインし、NordVPNをクリックします。
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認証設定(Authentication Settings)をクリックします。 認証方法として ユーザ名(Username) を選択し、NordVPNサービスのユーザー名とパスワードを入力します。 OKおよび適用(Apply)をクリックします。
以下の手順に従って、手動接続設定用のサービス認証情報をご確認ください。
- お使いのNordアカウントにログインしてNordVPNをクリックし、手動設定(Manual setup)のサービスの認証情報(Service credentials)をクリックします。そうすると、手動接続設定に必要なユーザー名とパスワードを確認できます。
- お使いのNordアカウントにログインしてNordVPNをクリックし、手動設定(Manual setup)のサービスの認証情報(Service credentials)をクリックします。そうすると、手動接続設定に必要なユーザー名とパスワードを確認できます。
- 認証情報を設定したら、メニューバーにVPNの状況を表示(Show VPN status in menu bar)欄(オプション)にチェックを入れ、接続(Connect)をクリックし、適用(Apply)をクリックします。
これで接続が完了しました。
メニューバーにVPNの状況を表示(Show VPN status in menu bar)にチェックを入れると、ステータスバーからVPNに接続できるようになります。